ベトナムオフショア開発パートナー | インディビジュアルシステムズ
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インターンシップ体験記

はじめに

はじめまして、IVSでインターンシップを体験しました松井と申します。
私はホーチミン市にあるIVSのベトナム本社にて、インターンシップとして3ヶ月間、実際の業務に参加させてもらいました。開発の最前線における業務の体験や、海外での長期滞在という人生初の試みを通し、本当にたくさんのことを学ぶことができました。本ページでは、簡単にではありますが、私の3ヶ月のベトナムインターンシップ生活をご紹介させていただきます。
まず、本インターンシップの基本的な情報は次のとおりとなっております。

松井
場 所ホーチミン市(Individual Systems Co., Ltd. ベトナム本社)
期 間2012/5/29~2012/8/31
業務内容PLサポート、QCメンバーサポート、IT勉強会開催等

滞在地はIVSベトナム本社のあるホーチミン市でした。 私は前年度にベトナムの首都ハノイにて短期間の滞在経験があったのですが、ホーチミンでの生活もまた新鮮そのものでした。また滞在期間はおよそ3ヶ月と、学生インターンシップとしては長期で勤務させていただくことができました。実際の業務では、私の専攻である情報工学の知識と日本語を生かし、お客様とベトナム人スタッフのやりとりをサポートするというのが主な内容でした。

ある1日の流れ

ある1日の流れ

ある1日の流れをご紹介いたします。
IVSでは毎朝8:30~9:00に業務が始まりますので、私はだいたい8:20くらいに出勤していました。

出勤後はまず、QCチームと朝礼を行います。これはQCチームの日本語スキル向上が目的で、日本語の間違いがあればその場でチェックを行い、正しい表現を確認します。朝礼の後はメールチェックと前日の日報のメール提出を行います。またこの日の午前中は、毎週定例の全案件レビューのMTGに出席しました。

12:00から13:00は昼休みです。昼食は会社のすぐ隣にある屋台で食べるのがほとんどで、食事の時間にはメンバーとの雑談がすごく楽しかったです。また食後のベトナムコーヒーも、午後からの調子を整えるのに大切な時間ですね。

午後からは、担当案件の定例ミーティングがありました。お客様も含めてSkypeミーティングを行い、こちらの進捗をお客様にお伝えし、質疑応答を行います。会社同士のやりとりなので、もちろん情報伝達は正確に行わなければならず、その緊迫感に学生の私は驚いたのをよく覚えています。ミーティングの後、QCのメンバーを対象にIT知識の勉強会を開きました。QCのメンバーは向上心が強くわからないことはどんどん質問してくるので、こちらも準備には手が抜けませんでした。

だいたい定時くらいに退社したあとは、通勤途中に夕食を済ますことが多いのですが、この日はODDのメンバーを中心に飲み会が開催されました。メンバーの皆とビールを飲んで盛り上がれば、仕事の疲れを忘れることができますね。

ベトナムでの生活

続いて、ベトナムでの生活について、ご紹介いたします。

「ベトナムでの生活」と聞いて、どのようなイメージを持たれるでしょうか?
すごく暑そう・料理が辛そう・人が多そう…というようなことをイメージされる方が多いかと思います。私もベトナムに来る前はまさにこのような印象を持っていました。しかし実際にこちらで生活をしてみると、予想を良い意味で裏切って、とても過ごしやすい街だということがわかりました。

ホーチミン市は熱帯に属し、季節は乾季と雨季に大別されます。私が滞在し始めたのはちょうど雨季のはじまりでした。雨季といっても日本のしとしとと雨の続く梅雨とは異なり、夕立のような雨がザーッと降る日が多くなります。日中はたいてい晴れていて日差しこそきびしいですが、日陰に入れば、さらっと風が吹き抜けたりしてとても過ごしやすく感じます。7、8月に日本から来られた方は皆「ホーチミンは涼しい!」と言っておられたくらいなので、日本の夏よりは涼しいようです。

食事はたいていはベトナム料理でして、朝ごはんにはフォーやフーティウなどの麺やバインミーと呼ばれるフランスパンのサンドイッチを、昼食には白いご飯を野菜や肉をおかずにして食べていました。いずれも屋台で、外に展開された椅子と机で食べるのはとても開放的で気持ちが良かったです。味は甘辛い味付けの料理が多いのが特長で、日本人の口にはすごくマッチするかと思います。たまに気分転換したいときには近所の日本食レストランに行き、親子丼やうどんなど、懐かしい日本の食事を味わうこともありました。

また、休日には会社のメンバーや、こちらでできた社外の友達と観光に出かけたりすることが多かったです。例えばホーチミン市中心部の統一会堂やサイゴン大教会、郊外ではクチトンネルなどに連れて行ってもらいました。皆、日本人である私が異国の地でなにか困ってはいないかと積極的に声を掛けてくださり、本当に助かりました。

以上のように、ベトナムでの生活は気候や食事だけでなく、ベトナム人の方々のサポートもあって本当に快適なものでした。彼らの親切な心は日本人ととても相性の良いものだと思います。私は現地での生活を通し、たくさんのベトナム人の方々と交流することができました。この経験は、ベトナムでの生活でしか得られない、私にとってかけがえの無いものとなりました。

インターンシップを通して

会社での業務とベトナムでの生活の両方を通し、たくさんのことを学ぶことができました。どちらも日本では決して体験できないもので、学生である私にとって本当に貴重なものです。この3ヶ月間、私は日本人であるということを改めて考えさせられました。海外で働くには自分が持つ日本人の強みを最大限活かし、また、いかに現地での文化を理解するかがとても大切なのだなと身を持って体験しました。

就職活動の場では多くの企業が「海外」「グローバル」という言葉を多用し、また、多くの学生もそれらの意味するところも理解できないままに憧れを抱きがちです。私は今回のインターンシップの経験を通して、「海外で活躍する」ということが少し理解できました。今冬から始まる就職活動では、この貴重な体験をもとに、 私が本当に進むべき進路を見つけ出したいと思います。